Civil Engineering
土木事業

Earth Pressure Shield
Transfer System
土圧シールド搬送(処理)システム
シールド工事分野

概要

土圧シールド工法は一般的に、シールドマシーンからの掘削土砂を塑性流動化(泥土化)し、それに所定の圧力や気泡等を加え切羽の安定を図り、地山の掘削土を塑性流動化させスクリューコンベヤにより排土量調整によりチャンバー内の圧力を調整し掘削する工法です。

設備概要

土砂搬送≪垂直コンベヤ≫

大深度(立坑内)から連続的に大量に送られてくる掘削土砂/礫等を地上に垂直搬送する装置です。

本システムの最大の特徴は、フレックスベルト(TCクリート付)という波桟と横桟で箱型に区切られた、特殊なコンベヤベルトと独自の駆動方式を採用したことにより高揚程(32m~130m以上)、搬送能力 1,300t/h 以上の搬送が可能となりました。

また、揚程部の機器構成の約90%以上は往復するコンベヤベルトだけである為、機器構成部品数が非常に少なく、メンテナンス性も考えた構造となっています。

掘削土砂≪破砕混合装置≫

掘削土砂を連続的に用途に合わせ粒径を調整し、土質を改良できる破砕混合装置です。

本システムは、竪型の垂直排出となるため機内滞留時間が短いことから高効率化を目指し、回転軸を4軸/多段高速回転化(600~1,000rpm)することにより原料のワンパス処理を実現しました。

同時に処理環境に関しても、かなり過酷な状況で使用することを想定し、回転体を収納するケーシングが油圧シリンダーにて分離することで作業効率を大幅に向上できました。

後続台車 ≪特殊搬送ベルトコンベヤ≫

マシーンからスクリューコンベヤにて排出された掘削土砂の搬送は、現在ベルトコンベヤが主流となっています。

しかし、その後方は一般に後続台車となっており台車は屈折/起伏を繰り返し進みます。
これらより、後続台車上に設置するベルトコンベヤは如何なる状況下でも蛇行せず、定量搬送する必要があります。

これらに柔軟に対応し各現場条件を考慮し設計・製作・施工できるのが特殊搬送ベルトコンベヤでの三央ワンオフ技術です。