Civil Engineering
土木事業

Mud Water Shield
Treatment System
泥水シールド処理システム
シールド工事分野

概要

地下トンネル工事において、シールドマシーンを使って行われる工法を、シールド工法といいます。
弊社では、そのシールド工法の一つである泥水シールド工法に対応する泥水処理プラントを提供しております。


シールド工法とは
シールド工法とは、トンネルを掘る工法の1つです。筒型の地山を掘削するシールドマシーンにより前面の地山の土砂を回転するカッターにより掘削し、その掘削分だけ油圧ジャッキによって前進することで、後方の進んだスペースにセグメントと呼ばれるコンクリートや鋼鉄製のブロックを組立て、連続的にトンネルを築造していく工法です。

泥水シールド工法とは
泥水式シールド工法は、シールドマシーンのカッターチャンバー内に所定の圧力を加えた泥水を供給することで切羽の安定を図り、同時に掘削土砂をチャンバー内の泥水に取り込み撹拌し、泥水を循環させることにより掘削土を流体輸送し掘削する工法です。

 

処理フロー

処理フロー

設備概要

土砂脱水篩

各種トンネル工事、浚渫工事、汚染土壌処理などから発生する汚泥土を固液分離及び脱水する一次処理装置です。

この装置は、泥水中の固形粒子を分離し、捕集脱水します。強力な加振力により、脱水効率が高く、大粒子から微粒子まで同時に捕集脱水できます。

フィルタープレス

フィルタープレスは、建設汚泥、浚渫汚泥、その他の多様なスラッジを※脱水ケーキにする装置です。
※脱水ケーキとは、加圧脱水された固形物です。

泥水シールド工法においては、建設汚泥を加圧脱水して固液分離を行う二次処理設備です。

圧搾式オートフィルタープレス
原水をスラリーポンプでろ室へ流入し、そのフィード圧で汚泥を固液分離・脱水固化処理します。その際、原水には固液分離を促進する為に、ろ過助剤として、無機凝集剤(例:PAC)や高分子系凝集剤を添加します。

攪拌タンク

建設汚泥を貯留し、固形物の沈殿を防ぐ為、槽内に攪拌装置を設けた装置です。

濁水処理システム

建設工事等から発生する濁水を、河川などに放流できる基準まで浄化処理する装置です。

排水放出基準について弊社では、SS(浮遊物質)処理とpH中和処理を主に濁水処理として行っております。

■排水放出基準について
水質汚濁防止法により河川等場外へ放出出来る排水の一般排水基準は「pH5.8~8.6」の範囲内です。