Civil Engineering
土木事業

Dredging Sludge Treatment
Plant System
浚渫汚泥処理プラントシステム
浚渫工事分野

概要

海洋、河川、湖沼等の水底に溜まった汚泥を機械的に処理し、汚泥処分の減容化を行う機械脱水工法に基づいた処理プラントです。

また、自然天日による方法よりも分類、脱水性が良く汚泥の再利用が可能になります。


機械脱水工法とは
機械脱水工法とは、水底(海洋、河川、湖沼等)の低質及び土砂を高含泥にて浚渫圧送された汚泥を、陸上の処理設備、サイクロン付き振動篩で砂、礫を脱水回収し、フィルタープレスにてシルト・粘土を脱水ケーキとして、そのままダンプトラックにて搬出、減容化が出来る設備であり、フィルタープレスより排出された余水は凝集剤を添加してシックナーを経由して、放流基準値内にて放流出来る環境に優しい工法である。

システムフロー

浚渫汚泥を分類・脱水・減容化し、余水は放流基準値内に処理し排水するしくみです。


システムフロー詳細

■一次処理装置(土砂脱水篩関連)
以下の構成になっております。
1)減圧サイクロン
 圧送管にて陸上に送られてきた浚渫汚泥を減圧する

2)土砂脱水篩
 砂、礫を回収、脱水するサイクロン付き土砂脱水篩

3)タンク類
 サイクロンオーバー水(0.074mm以下)を一時的にストックする


■二次処理装置(フィルタープレス関連)
浚渫汚泥に含まれる0.074mm以下のシルト、粘土分を固形脱水する装置で以下の構成になっております。

1)凝集剤の添加設備
2)薬品を反応させるための攪拌付きタンク
3)強制的に加圧脱水するためのフィルタープレス

注釈:フィルタープレスの選択について
ケーキ強度の用途により以下の選択を致します。
 ①PF型フィルタープレス / ポンプ加圧
 ②PS型フィルタープレス / 圧搾式

■三次処理装置(濁水処理機関連)
フィルタープレスの脱水に伴う余水及び設備内での洗い水等を、凝集剤を加えて放流基準値内に排水を調整する設備です。