一般工事排水向け濁水処理では、原水流入量を一定にして凝集剤の添加量は薬注ポンプの吐出量を管理者が原水や処理水の状況を見ながら調整しているケースがほとんどである。
都度簡易ジャーテストを行って、添加量を調整することが必要であり一定の経験と管理技量が要求される。
しかし、仮設工事の場合、専属の管理者がつくことは稀であり、そういった臨機応変な対応も困難なケースが多い。
工事排水処理の場合、工事工程進行により一日の中でも原水の濃度が変化することが多く、この変化に対応した凝集剤の添加調整が必要であるが、都度の調整は結構な頻度で必要となることから、凝集剤の添加量を過剰設定にしていることが多い。
また、凝集剤の過剰添加による処理水への悪影響や凝集剤使用量の増加などが問題となることも多い。
従来の設備へのオプション的追加で日常管理の効率化ができます。
①原水濁度計設置による原水濃度変動に対する自動追従
②原水流入量測定による原水量に対する自動追従
③薬注ポンプ吐出量測定と吐出量可変機能追加
④タッチパネルでの設定および状態表示機能追加
⑤処理水濁度のフィードバックによる添加量補正制御(濁度管理値に合わせた添加量補正)
⑥PC,スマホ、タブレットによる遠隔での状態把握及び測定データの記録保存
薬液添加量可変制御のオプションはFF(フィードフォワード)制御を追加オプションのベースとし、上記①~④の追加となる。より添加量を適正化させる場合に追加オプション
⑦FB(フィードバック)制御により添加量の細かい自動補正が可能。