採用コラム 2025年08月28日

【理系の就活】設計・開発エンジニアってどんな仕事?仕事内容や魅力、向いている人について

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理系就活において設計・開発エンジニアは非常に人気の高い職種です。モノづくりの上流工程に携わり、社会に役立つ製品や技術を生み出せる魅力的な職業である一方、具体的な仕事内容や必要なスキルについて詳しく知らない学生も多いのが現状です。

この記事では、設計・開発エンジニアの基本的な仕事内容から、活躍できる業界、求められるスキル、キャリアパスまで詳しく解説します。理系の専門知識を活かして技術者として活躍したい学生の皆さんにとって、キャリア選択の参考となる情報を提供いたします。

01 設計・開発エンジニアとは?基本的な仕事内容と役割

設計・開発エンジニアは製品やシステムの企画から実現まで、技術的な側面を担う専門職です。設計と開発は密接に関連しながらも、それぞれ異なる役割と専門性を持っています。

設計エンジニアの仕事内容(図面作成・CAD設計など)

設計エンジニアは製品の仕様を具体的な形にする重要な役割を担います。顧客の要求や製品企画をもとに、技術的な観点から実現可能な設計案を作成し、詳細な図面やCADデータを作成します。

具体的には、製品の機能、性能、安全性、コストを考慮しながら最適な設計を行います。CADソフトウェアを使用した3次元設計、強度計算、材料選定なども重要な業務です。

株式会社三央では、専用CADソフトを使用して土木・環境関連プラント機器の設計を行っており、水・土・空気処理システムの技術提案から受注活動のフォローまで幅広い設計業務に携わることができます。

開発エンジニアの仕事内容(試作・評価・改善など)

開発エンジニアは新しい技術や製品を創出する研究開発の中心的存在です。試作品の製作、性能評価、改善提案を繰り返しながら、より良い製品や技術の実現を目指します。

市場ニーズや技術トレンドを分析し、革新的なアイデアを技術的に実現する道筋を探ります。実験や試験を通じて技術的課題を解決し、実用化に向けた検証を行うことも重要な役割です。

たとえば、環境技術分野では汚染土壌や水質の浄化技術開発において、新しい処理方法の研究や既存システムの改良が求められています。

設計と開発の違いと共通点

設計は既存技術の最適化、開発は新技術の創出という違いがありますが、両者は相互に関連しながら製品実現に貢献します。設計エンジニアは確実性と効率性を、開発エンジニアは革新性と将来性を重視する傾向があります。

しかし、実際の業務では設計と開発の境界は曖昧で、多くのエンジニアが両方の業務を経験することになります。技術的な問題解決能力、論理的思考力、創造性といった共通のスキルが求められるのも特徴です。

02 設計・開発エンジニアが活躍する主な業界

設計・開発エンジニアは幅広い業界で活躍の機会があります。それぞれの業界で求められる専門性や技術領域が異なるため、自分の興味や適性に合った分野を選ぶことが重要です。

自動車業界における設計・開発

自動車業界は設計・開発エンジニアにとって最も大きな活躍の場の一つです。車体設計、エンジン開発、電子制御システム、安全技術など多岐にわたる技術分野があります。

近年は電気自動車や自動運転技術の発展により、従来とは異なる新しい技術領域も拡大しています。環境性能の向上や安全性の追求など、社会的な要求も高く、エンジニアとしてのやりがいを感じやすい分野といえます。機械工学、電気電子工学、情報工学など様々な専攻の学生に門戸が開かれています。

電機・精密機器メーカーでの仕事

電機・精密機器業界では高度な技術力と精密性が要求される設計・開発が行われます。半導体、センサー、光学機器、医療機器など、最先端技術を駆使した製品開発に携わることができます。

この業界では小型化、高性能化、低消費電力化といった技術的な挑戦が常に求められます。研究開発投資も大きく、技術者として最新の知識や技術に触れる機会が多いのも魅力です。物理学、化学、材料工学などの基礎研究と実用技術の橋渡し役として活躍する可能性があります。

IT・ソフトウェア開発分野での役割

IT分野における設計・開発エンジニアは、システム設計からソフトウェア開発まで幅広い役割を担います。クラウドサービス、AI技術、IoTシステムなど、現代社会の基盤となる技術の開発に関わることができます。

この分野では技術の変化が特に早く、常に新しい知識の習得が求められます。しかし、その分革新的な技術やサービスを生み出す可能性も高く、社会に大きなインパクトを与える仕事に携わることができます。情報工学、数学、物理学などの知識が活かされます。

03 設計・開発エンジニアの魅力とやりがい

設計・開発エンジニアという職種には、他の職業では味わえない独特の魅力とやりがいがあります。技術者として専門性を発揮しながら、社会に貢献できる点が多くの理系学生を惹きつける理由です。

モノづくりの上流工程に携われる面白さ

製品やシステムの企画段階から関わり、アイデアを具体的な形にしていく過程は大きな達成感をもたらします。自分の技術的判断や創意工夫が製品の性能や品質を左右する責任の重さと同時に、やりがいを感じることができます。

設計・開発エンジニアは単なる作業者ではなく、技術的な専門家として意思決定に参加します。たとえば、株式会社三央のような環境・土木分野のシステムメーカーでは、汚染土壌の浄化技術や水処理プラントの開発において、社会的な課題解決に直接貢献する技術開発に携わることができます。

社会に役立つ製品を生み出せる喜び

自分が設計・開発した技術や製品が多くの人々の生活を支えたり、社会問題の解決に貢献する実感を得ることができます。環境保全、インフラ整備、医療技術向上など、様々な分野で技術の力が求められています。

技術者としての専門性を活かして社会貢献できることは、仕事に対する強いモチベーションとなります。「人の技術で汚れた自然を、人の技術で修復する」という理念のもと環境事業に取り組む企業では、技術開発が直接的に環境改善につながる実感を得ることが目指しやすいでしょう。

専門性を活かしたキャリアアップの可能性

技術的な専門性は年齢を重ねても価値が下がらない貴重な資産となります。経験を積むことで、より高度で複雑な技術課題に挑戦できるようになり、技術リーダーや専門家としての地位を築くことができます。

また、技術的なバックグラウンドを持つことで、管理職や経営陣への道も開けます。技術と経営の両方を理解できる人材は企業にとって非常に価値が高く、キャリアアップの選択肢が豊富にあることも魅力の一つです。

04 設計・開発エンジニアの大変さと注意点

設計・開発エンジニアには多くの魅力がある一方で、職業特有の困難さや注意すべき点もあります。これらを理解した上でキャリア選択を行うことが重要です。

納期やコスト制約によるプレッシャー

製品開発には必ず納期とコストの制約があり、限られた時間と予算内で成果を出す必要があります。技術的に理想的な解決策があっても、現実的な制約の中で最適解を見つけなければなりません。

このプレッシャーは時として大きなストレスとなることがあります。特に新製品の開発や技術的に困難な課題に取り組む場合、長時間の作業や試行錯誤が必要になることも珍しくありません。計画的な進行管理と効率的な作業方法を身につけることが重要になります。

常に新しい知識や技術の習得が求められる

技術の進歩は日進月歩であり、設計・開発エンジニアは継続的な学習が不可欠です。大学で学んだ知識だけでは不十分で、新しい技術動向や規格、ツールの使い方を常に学び続ける必要があります。

この学習負担は決して軽くありませんが、逆に常に新しいことに挑戦できる刺激的な環境でもあります。株式会社三央では「会社も社員も一緒に成長していきたい」という想いから、教育に力を入れており、日々の業務を通じてスキルアップできる環境を整えています。

部署間調整やチームワークの難しさ

現代の製品開発は複数部署の連携が必要で、技術的な知識だけでなく調整能力も重要です。営業、生産、品質管理など異なる観点を持つ部署との協調が求められます。

技術者は往々にして技術的な完璧性を追求したがりますが、ビジネス的な観点や他部署の都合も考慮しなければなりません。この調整業務は技術的な業務とは異なるスキルが必要で、コミュニケーション能力の向上が不可欠です。

05 設計・開発エンジニアに必要なスキルと資格

設計・開発エンジニアとして成功するためには、技術的なスキルに加えて、様々な能力を身につける必要があります。また、特定の資格を取得することでキャリアアップにつなげることも可能です。

技術スキル(CAD、プログラミング、解析ツールなど)

設計・開発エンジニアの基盤となるのは確実な技術スキルです。CADソフトウェアの操作、プログラミング言語の習得、シミュレーション・解析ツールの活用などが求められます。

スキル分野 具体的なツール例 重要度
CAD設計 SolidWorks、AutoCAD、CATIA  必須
プログラミング Python、C++、MATLAB
解析ツール ANSYS、Abaqus、Excel

これらの技術スキルは分野によって重要度が異なりますが、基本的な操作方法は学生時代に身につけておくことが望ましいです。株式会社三央のような環境・土木分野では、専用CADソフトを使った設計業務が中心となるため、CAD操作スキルは特に重要になります。

コミュニケーション力と論理的思考

技術的な内容を分かりやすく説明し、チームメンバーや顧客と効果的に協力する能力が必要です。複雑な技術的課題を論理的に整理し、解決策を体系的に検討する思考力も重要です。

設計・開発の現場では、技術者同士の議論だけでなく、営業担当者や顧客への技術説明、上司への進捗報告など、様々な場面でコミュニケーションが必要になります。自分の考えを明確に伝え、相手の立場を理解する能力は技術スキル以上に重要な場合もあります。

資格例(技術士、基本情報技術者、CAD利用技術者など)

専門資格の取得は技術力の証明と継続学習のきっかけとなります。技術士は技術者の最高峰資格として認知度が高く、CAD利用技術者検定は設計業務に直結する実践的な資格です。

これらの資格は必須ではありませんが、取得することで専門性をアピールでき、転職や昇進の際に有利に働く可能性があります。また、資格取得の過程で体系的な知識を身につけることができ、実務能力の向上にも寄与します。

06 設計・開発エンジニアに向いている人の特徴

設計・開発エンジニアとして活躍するためには、特定の性格や能力の傾向が有利に働きます。自分の適性を理解することで、より効果的なキャリア選択ができます。

論理的に物事を考えるのが得意な人

複雑な技術的課題を体系的に分析し、合理的な解決策を見つける能力が重要です。感情的ではなく、データや事実に基づいて判断を下せる人が適しています。

設計・開発の現場では、限られた情報から最適解を見つけ出す場面が頻繁にあります。問題を要素分解し、優先順位をつけて対処していく論理的思考力は、エンジニアとしての基本的な素養といえます。数学や物理学の問題解決が好きだった学生には向いている可能性があります。

新しい技術や知識に興味を持てる人

技術の進歩に対する好奇心と学習意欲は設計・開発エンジニアにとって必須の資質です。新しい技術や手法を積極的に学び、自分のスキルとして身につけていける人が長期的に成功する可能性が高いです。

技術分野では常に新しい発見や手法が生まれており、これらを取り入れることで競争優位性を保つことができます。株式会社三央でも新たな技術・システムの研究開発を積極的に行っており、学ぶ意欲・好奇心のある方を歓迎しています。

コツコツ取り組み、問題解決に粘り強い人

技術的な課題解決には時間と忍耐力が必要で、一度の試行で成功することは稀です。失敗を分析し、改善を重ねながら目標達成に向けて継続的に取り組める人が適しています。

設計・開発の仕事では、理論通りにいかないことが多く、試行錯誤を繰り返しながら解決策を見つけていきます。この過程を楽しめる人、困難な課題に対しても諦めずに取り組める人が、エンジニアとして大きな成果を上げることが目指しやすいでしょう。

07 設計・開発エンジニアのキャリアパス

設計・開発エンジニアには多様なキャリアパスがあります。技術的な専門性を活かしながら、様々な方向に成長していくことが可能です。

設計・開発からプロジェクトリーダーへ

技術力と経験を積むことで、プロジェクト全体を統括するリーダーポジションに就く道があります。技術的な判断に加えて、スケジュール管理、チーム運営、品質管理などの責任を担います。

プロジェクトリーダーとして成功するためには、技術的な深い理解に加えて、マネジメントスキルやコミュニケーション能力が必要になります。株式会社三央では社員一人ひとりに任せる業務の範囲が幅広く、オールマイティに活躍可能なマネジメント能力の高い社員を育成する方針があります。

管理職や専門職としてのキャリアアップ

技術系管理職として部門全体を統括する道と、技術スペシャリストとして専門性を極める道の両方があります。管理職では予算管理や人事評価も担当し、スペシャリストでは技術的な最前線で活躍します。

どちらのキャリアパスを選ぶかは個人の適性と志向によりますが、いずれも高い専門性と豊富な経験が必要です。管理職を目指す場合はビジネススキルの習得も重要になり、スペシャリストを目指す場合は最新技術の継続的な学習が不可欠です。

転職・異業種への応用可能性

設計・開発エンジニアとしての経験は他業界でも高く評価される可能性があります。問題解決能力、論理的思考力、技術的理解力は様々な分野で求められるスキルです。

コンサルティング業界、金融業界、公的機関など、技術的バックグラウンドを持つ人材を求める分野は多岐にわたります。また、独立して技術コンサルタントや起業家として活躍する選択肢もあり、設計・開発エンジニアとしての経験は幅広いキャリアの基盤となり得ます。

08 設計・開発エンジニアになるためのステップ

設計・開発エンジニアを目指す理系学生が取るべき具体的なステップについて解説します。適切な準備を行うことで、希望する職種に就ける可能性が高まります。

大学・大学院で学ぶべき専攻分野

機械工学、電気電子工学、情報工学、化学工学、材料工学などの工学系専攻が基本となります。ただし、近年は学際的な分野も増えており、専攻にこだわりすぎる必要はありません。

重要なのは基礎的な工学知識をしっかりと身につけることです。数学、物理学、化学などの基礎科目を疎かにせず、専門科目では理論だけでなく実践的な演習にも積極的に取り組むことが重要です。

株式会社三央のような環境・土木分野では、機械工学や化学工学の知識を活かして土壌処理や水処理技術の開発に携わることができます。

就活で評価される経験(研究・インターン)

研究活動への積極的な参加とインターンシップでの実務経験は就職活動で高く評価されます。研究では問題発見から解決までのプロセスを学び、インターンでは企業での実際の業務を体験できます。

研究活動では単に指導教授の指示に従うだけでなく、自ら課題を見つけて取り組む姿勢が重要です。学会発表や論文執筆の経験があれば、さらに評価される可能性があります。インターンシップでは技術的な業務だけでなく、企業文化や働き方についても学ぶことができます。

未経験から挑戦するための学習方法

独学でのプログラミング学習、オンライン講座でのCAD操作習得、技術書の読破など、様々な学習方法があります。また、技術系の資格取得も有効な準備方法です。

最近では無料で利用できるCADソフトやプログラミング環境も充実しており、学習へのハードルは大幅に下がっています。重要なのは継続的な学習習慣を身につけることで、技術の変化に対応できる基礎力を養うことです。

実際にモノを作る経験も貴重で、電子工作やプログラミングコンテストへの参加なども有益です。

09 まとめ:設計・開発エンジニアは理系就活生に人気のキャリア

設計・開発エンジニアは理系学生にとって魅力的なキャリア選択肢の一つです。技術的な専門性を活かして社会に貢献でき、継続的な学習と成長の機会に恵まれた職業といえます。

一方で、技術の変化への対応や納期プレッシャーなど、職業特有の困難さもあることを理解しておく必要があります。

成功するためには技術スキルに加えて、コミュニケーション能力、論理的思考力、学習意欲などの総合的な能力が求められます。大学時代から計画的に準備を進め、研究活動やインターンシップを通じて実践的な経験を積むことが重要です。

株式会社三央では、水・土・空気分野における設計・開発エンジニアとして、社会に不可欠な環境技術の発展に貢献できる環境を提供しています。機械設計、システム設計、技術研究開発など多様な職種で、理系学生の専門知識を活かすことができます。

「会社も社員も一緒に成長していきたい」という想いのもと、入社後の確実なスキルアップを目指した教育体制を整えており、技術者として長期的なキャリアを築くことが目指しやすい環境です。

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